個別指導中心にしない理由

「発達障害に対応した塾」とうたっている他塾さんの多くは生徒1講師1の「個別指導」による「キメ細かな指導」を掲げられています。

なないろ学習塾では極力個別指導は採用しておりません。その理由は以下の3点です

1.特定の講師に依存しない耐性を身に着ける

2.他の塾生を「ゆるく」意識する環境

3.学びに向かう力は「自学」しているときに覚醒する


1.特定の講師に依存しない耐性を身に着ける

個別指導で、合わない先生に当たってしまった場合、多くの受講生は「講師のチェンジ」を希望することでしょう。それは至極当然のことです。問題は「相性の良すぎる先生」の場合です。学校などの学習環境に合わず、ずっと困っていた状態で、最良の先生に出会えた、それはとても良いことなのですが、個別指導で「その先生に付きっ切り」で教えてもらえる環境に慣れ過ぎてしまうと、「その先生」としか勉強できなくなってしまうことが懸念されます。依存状態になってしまうのですね。そこで、なないろ学習塾では、1人の先生に対し、複数の受講生がつき、さらにその先生も定期的にチェンジします。

しかし、当塾では全受講生の学習状態を全講師が共有する仕組みをとっていますので、「どの先生」であっても受講生の特性を理解した指導を行うことができます。また、指導講師の割り当ては、教室全体を把握している教室長が受講生の動き、表情、発言などを観察しながらキメ細かく行っています。

このことで、当塾では「どんな先生とも勉強できる」スキルを少しずつ身につけて行くことができます。

2.他の塾生を「ゆるく」意識する環境

当塾では、ブースで仕切って他の受講生の様子がわからないという環境は作っていません。特性により、視覚・聴覚過敏の傾向がある場合は座る位置などを配慮し、全受講生が同じ場で学習を進めます。

当塾では小学生から高校生までが同時にひとつの教室にいる「みんないっしょに違うことをする」状態。自分の勉強に集中しつつも、隣の受講生が何をやっているのか「意識」できる「ゆるさ」を敢えて残しているのです。このことで、例えば小学生は中学生のお兄ちゃんお姉ちゃんの様子を目に入れることで「ぼくも中学生になったらこんなことするんだ」と見通しを立てることができます。また、中学生や高校生は、ちょっとした合間に小学生に勉強を教えたりすることで、論理的思考のトレーニングを行うことができます。


3.学びに向かう力は「自学」しているときに覚醒する

先生が他の受講生を見ている時、ひとりで勉強する時間が生まれます。この「自学」の時間がとても大切で、「今日はこの問題を自分で解けるようになろう」という主体性、すなわち「学びに向かう力」が生まれます。そのタイミングを教室全体をみている教室長が察知し、担当講師に伝えます。


以上の理由から、個別指導中心の学習メニューを取り入れておりません。

ただし、中学・高校入試前で特定の科目の集中学習に取り組みたい場合はオプションで希望する講師の個別指導を受けることができます。ご要望ある方はおたずねください。


なないろ学習塾では現在、新規受講生を募集しております。入塾相談、無料体験(おひとり1回30~45分程度)も随時受付中です。お電話086-897-2476(担当:野村)にてお問い合わせください。

現在受け入れ可能状況(2月28日現在)

月曜日 5名

火曜日 5名

水曜日 キャンセル待ち

金曜日 5名


なないろ学習塾

発達障害・学習障害などの学習特性や不登校のお子様に対し、認知能力と非認知能力を伸ばす並行トレーニングにより高校進学をゴールに寄り添う新しい学習塾。奉還町本校では岡山市立後楽館中学校入試対策も実施

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